昔の食事は・・・
会社のお昼休みが、私の読書タイムなのですが、最近なんでか
時代物を読む事が多いんです。
今、藤沢周平の短編集を読んでいますが、たまに出て来る食事
の風景などに興味がひかれます。
娘が賄う小料理屋の片隅で、熱燗で豆腐をつつく孤独な父親。
貧乏ながらもつましく、自分の庭で育てた野菜で朝食を彩る
武家の家族。
昔の食事は粗末で貧しいとは言えません、もしかしたら、今の
私達よりずっと豊かな食卓だったかもしれません。
海辺に住む人達は新鮮な魚介類を食べ、山家の人々は、春は山菜
秋には茸や果物を新鮮なうちに食していた事でしょう。
山の猪や兎、鹿の肉も食べられていたようです。
以前、自分で調達できる食料を食べる、これが一番体に良い事だと
聞いたことがあります。
もっと、もっと、地元で取れる食材を大切にしたいですね