お気楽台所日記

お気楽おばちゃんのお気楽料理&七転び八起き日記

平安時代のメタボな人々

最近、古典文学に明るい友人の影響で、今昔物語などに
興味を持ちまして・・・平安時代のお食事なども知りたい
と思っていましたら。
NHKの番組で、藤原道長はどんな物を食べていたか?
と言う話をしていました。
藤原道長は「「この世をば わが世とぞ思う望月の
 欠けたることもなしと思えば」
と言う歌が有名ですが、平安時代摂政として宮中でブイブイ
言わせていたお大臣ですね?

その頃の貴族の食事は、白いお米を主食に干したり塩蔵した
魚介類をお湯でもどて、醤や塩などを付けて食べたり
なますにしたりのおかず。
果物や唐から伝わった揚げ菓子。野菜は塩漬けの瓜など
少し。宴会続きで甘〜いお酒を飲む毎日。

まあ、京の都ではなかなか新鮮なお魚も食べれなかった
でしょうしね?

消化の悪い食事、野菜不足でバランスの悪い食事、運動不足、
お姫様などお屋敷の奥の部屋からほとんど出る事も無く
過ごすのですから、短命だったようです。

それに引き換え、庶民や武士はと言うと、玄米を食べ
四足の物も食べるし、新鮮な野菜も煮たりしてしっかり
食べるので健康的だったようです。
そして、武士は身体も鍛えています。

農民の生活は、お米を税でとられてしまい、粟やヒエ
等の粗末な物だったようですが、それでも、
野菜などは新鮮な物を食べていたでしょう。

道長の家系は糖尿病が多いようです。

宮中での色んなストレス、野菜不足の食事に飲酒
運動はしない。
どうみてもメタボ君になる要素を持ってますね?
糖尿病になりやすい体質の人だと発病する確立が大です。

お風呂に入る習慣もあまり無かったように聞きますし
皮膚病にも悩まされたみたいですし・・・
煌びやかな貴族達やお姫様の生活は、実際は凄まじい
想像に絶する物だったみたいです。皆、早死にしたんですって?

美男の若公達の貴公子と十二単のお姫の恋物語に憧れてる
場合では有りませんねぇ